住宅ローンについて

お母さん、しゅんへ

このページでは、僕たちが住んでいる大切な家の「住宅ローン」について、契約書に基づいた正確な情報と今後の見通しをまとめておきます。

まず、この家の名義について大切な前提を話しておきます。この家の土地はお母さんの名義、そして建物はお父さんの名義になっています。土地の支払いはすでに終わっていますが、現在返済している建物のローンの担保に入っています。

以下に、ローンの詳細を記載します。

ローン契約の概要(契約時の実績)

まず、契約書に記載されている当初の内容です。

項目 内容
借入額 18,300,000円
当初適用金利 0.607%(変動金利)
返済回数 276回(23年間)
当初の月々返済額 約 70,832円
最終返済日 2041年12月9日
完済時年齢 68歳1ヶ月

契約時点では、お父さんが68歳になる月に、約7.1万円の支払いを終えて完済する計画だったことが分かります。

金利の変動と現状

私たちのローンは変動金利です。金利には大きく分けて「固定金利」と「変動金利」の2種類があります。

私たちのローンは、契約から数年間は0.607%のままでしたが、2024年以降、金利が上昇し始め、現在の金利は1.107%、月々の返済額は74,035円になっています。

ソニー銀行のローンは、契約で定められた最終返済日(2041年12月9日)は変わらず、金利が上がると月々の返済額が自動的に増える仕組みになっています。

今後の予測と退職金での完済計画

ここでは、私たちの家計が備えるべき最も重要なリスクとして、将来金利が3%まで上昇する可能性を考えます。

このローンの仕組み上、もし金利が3%まで上昇した場合でも最終返済日(2041年12月9日)は変わりません。その代わり、月々の返済額が自動的に85,000円〜88,000円程度まで引き上げられます。

定年退職時(65歳)のローン残高予測

その上で、65歳で定年を迎える時点でのローン残高がどうなるかを比較します。

シナリオ 定年時の残高
① 現在の金利(1.107%)のままの場合 約333万円
② 将来金利が3%まで上昇した場合 約315万円
(補足)
②の方が残高が減っているのは、金利が高い分、毎月の返済額が強制的に引き上げられるためです。その結果、元金の返済ペースも早まり、定年時点での残高は①のケースよりも少なくなる、という計算です。

退職金による一括返済計画

お父さんは65歳で定年退職する際、中退共(中小企業退職金共済)から500万円弱の退職金を受け取る予定です。

計画では、この退職金を使って、上記のローン残債(約315万〜333万円)を一括で返済します

つまり、今後の金利がたとえ3%台まで上昇するという厳しい状況になったとしても、受け取る退職金で住宅ローンを完済できる見通しです。これにより、65歳以降の生活にローンの負担を持ち越すことはありません。

もしもの時のための備え(団体信用生命保険)

最後に、最も大切なことを記しておきます。

住宅ローンを契約する際、「団体信用生命保険(だんしん)」という生命保険に加入しています。これは、もしお父さんが病気や事故で死亡、または高度障害状態になった場合に、保険金で残っている住宅ローンがすべて支払われるという仕組みです。

つまり、万が一のことがあっても、この家のローンは完全に無くなります。残された家族にローンの負担がかかることは一切ないので、その点は絶対に心配しないでください。

その際は、まずソニー銀行のローン専用ダイヤル(0120-365-866)に連絡をしてください。担当者が、保険金請求のための手続きを案内してくれます。